オトコラム

【地域社会 ~知らないと難聴ではないあなたが損をする 加齢性難聴~】
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第34号 音の記憶 声の記憶

「赤ちゃん声日記」の回でも書きましたが、
「聴覚は、五感の中でも、特に記憶と深い関係がある」
と言われています。

実際、この話のデータの出所は曖昧でして・・・きちんとした学術論文になっているわけではないようです。
一説には、「ニオイ:嗅覚」の方が記憶との関係は深いとする話もあります。
ですから、学術的に見て、これが本当に正しいのかは、ちょっと???な部分もあります。

しかし、自分個人としては、確かに「記憶との関係」が深いということは実感できます。
音の記憶というのは、かなりの長期間に亘って残るようです。
私は30年近く前に父を亡くしました。
もちろん、写真を見ればハッキリと思い出すのですが、何も無いと明確にイメージできないのです。
夢に現れる父の顔が、写真の父の顔と一致しない場合もありました。

しかし、30年近く経った今でも、父が私を呼ぶ声はハッキリと思い出せます。
その時の声、言い方など、今でも聞こえてくるようです。
このような話をすると「確かに、自分にもそんな経験がある!」という方が、
実に多いのです。

「赤ちゃん声日記」も、実は、“子育てを終えられた世代の方々”から、多くの支持を頂いています。
「自分の子が赤ちゃんだった頃の声を、もう一度聞きたい」
「子供の昔の声を聞くと、その頃の思い出が、写真やビデオよりも鮮やかに蘇る」 そんな声が多いのです。
確かに、音の記憶、声の記憶は、とてもリアルに、その時、その時の感情を思い出させてくれるようですね。
学術的な証明は、ともかくとして、皆さんも、たまには懐かしい声や音を聞いてみて、昔の想い出に浸ってみてはいかがでしょか?

(2011.08.19)


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