これまでに、多くの高齢者、難聴者の方々の聴覚心理データを調査させ
て頂きました。
また、40歳以上の多くの方々に対して、日常生活や仕事におけるコミュニ
ケーションについての聞き取り調査を継続的に行ってきています。
これらの結果から、40歳を過ぎた多くの人で、加齢による無自覚な言葉の
聞き取り能力低下によって、日常生活や仕事で何らかの支障が出ている
ことが分かっています。
ここ数か月は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、テレワーク(リモ
ートワーク )が急速に広がっています。
そんな中で、オトデザイナーズのホームページのアクセス数が、4月末くら
いから、それまでの3~4倍くらいにグングン増えているんです。
なぜ?
って思って詳細を調べてみたら・・・
リモートワーク(ネット会議)で相手の言葉が聞き取れなくて悩み、誰にも
言えずにオトデザイナーズのホームページにたどり着いている人たちが大勢
いることが分かりました。
さらにそれは、ミドルエイジの方々に多いよう。
実際に、ホームページや私の個人的な知り合いを通して、
「リモートだと言葉が聞き取りにくい」
「リモートだと言葉がうまく伝わらない」
という相談がたくさん来てるんですよ。
よく聞いてみると、通信回線やマイク、スピーカーに問題があるケースも
少なくありません。
しかし、それ以上に多いのが“喋り方の問題”。
「聞こえるけど、聞き取れない」
そう、そのせいで、全く不要な感情的軋轢(あつれき)やイライラ感が、
すごく増えているんです。
コロナの影響で、ただでさえ辛い毎日なのに・・・
今回、そんな現状に警鐘を鳴らすために、アエラさんが記事にしてくだ
さいました。
多くの人に読んで欲しいと願っています。
皆さんも、記事を読んでみて「なるほど、役に立つ!」と思っていただけ
たら、どうか、お知り合いに、この記事を紹介してください。
「40代の5割が「無自覚難聴」!ネット会議が苦手な人は要注意」
この記事で、新型コロナウィルスの影響で苦しんでいる方々の、不要な
感情的軋轢(あつれき)やイライラが少しでも減りますように。
(2020.6.29)