今年は何かとバタバタしておりまして・・・
すっかりご無沙汰になってしまいました。スイマセン。
オトデザイナーズは元気で活動しておりますので、ご心配なく!
最近は、オトデザイナーズの模擬難聴技術が、アチコチのテレビ番組で取り上げられたり、複数の企業さんに採用されたりしています。
皆さん、高齢者とのコミュニケーションに悩まれ、問題意識を持っているようです。
特に企業の皆さんは、
高齢顧客との良質なコミュニケーション = 業績アップ
ですから、真剣そのものです。
高齢者とのコミュニケーションにおいて考えなければいけないことは、↓のページに書かれていますので、
まずはこれを読んで頂くとして・・・
↑に書かれているように、誰でも高齢になってくると、聴覚が衰えてきます。
しかも、その衰え方はとても複雑で、ただ大声で話しかければ良いというわけではありません。
むしろ、大声を出せば出すほど伝わらなくなるケースがほとんどなのです。
そして、最大の問題は~!?
大部分の高齢者の方は、自分の聞こえ方が、こんな風に複雑に衰えているという
「自覚が無い」
ということなのです。
接客業の皆さんから良く聞くのは、「高齢のお客様はキレやすい」という話です。
確かに、お店などで、高齢者の方が店員さんに声を荒げて怒っている現場って、良く見かけるような気がしますね。
以前に、「高齢者は歳を取ってボケきてるからキレやすいんだ」などというバカげた事を、さも真実のように語っている、
知識人ぶったテレビのコメンテーターを観たことがあります。
勉強不足もここまで来ると、あきれてものも言えませんね。
↑に書かれているように、高齢者の聞こえはとても複雑です。
ある日突然、このような聞こえになるのなら、誰だって自覚しますし、すぐに病院へ行くでしょう。
でも、高齢者の方々の聞こえは、30年、40年かけて、少しずつ、少しずつ、このような状態になっているのです。
だから、
ご自分の聞こえが、こんな複雑な状態になっているという自覚が無いのです。
自覚が無いのに、相手の言っていることが理解できない。
理解できないから、自分の意思も相手に伝わらない。
最終的には、相手の話し方が悪いのだと思う。
そして、それまでガマンしていたイライラ、怒りが大爆発!
これが多くの「キレる高齢顧客」の実態だと、私は考えています。
高齢者とのコミュニケーションの方法を、しっかりと理論から学んでください。
精神論だけではダメなんです。
特に接客をされている方は、理論と技術を、キチンと学んでほしいと思います。
(2014.11.6)