実は最近、オトデザイナーズに
「良い補聴器屋さんを紹介してほしい」
「補聴器を考えているが、良いドクターを紹介してほしい」
といった問い合わせがよくあるんです。
その人がお住まいの地域の関係などもあるので、具体的なお店やドクターを紹介することはできないことが多いのですが、お店選び、ドクター選びのコツはお教えするようにしています。
しかし、それ以前に、補聴器って本当に役に立つのでしょうか?
その答えは、ズバリ!
少なくとも60歳くらい以上(場合によっては50歳代)の人であれば、ほとんどの人で役に立つはずです。
もし身近に「高い補聴器を買ったのに全然役に立たない!」と嘆いている人がいたら・・・
その多くは、おそらくは、キチンとした検査、調整をしてもらえなかったからでしょう。
当メルマガで以前にお話ししましたが、年を取れば誰でも聴力が落ちていきます。人間の聴力のピークは20歳前後と言われていますから・・・
そうですね、40歳くらいになったら、誰でも何らかの生活上の支障が出てきているはずです。
でも、難聴は、本人にその自覚が無い場合がすごく多いのです。だから、補聴器をせずに過ごして、不必要な失敗や諍いを起こしてしまうケースも多々あるのですね。
補聴器は、正しい検査、調整のもとに使用すれば、そういった問題の多くを解決してくれます。
では、その正しい検査、調整は、どこでやってもらえるの?って話になりますね。
これを見つけるのは、なかなか難しいのですが・・・
まずは、病院で聴力検査を受けましょう。
その際は「補聴器適合検査施設」の施設認定を受けている病院で受ける方が良いでしょう。
補聴器適合検査は、保険診療として認められた、補聴器適合のための検査です。
それを行うための設備があり、そのための専門知識を持ったドクターが常勤しているのが補聴器適合検査施設です。
多くの補聴器適合検査施設は、近くの良心的な補聴器屋さんと連携していますので、補聴器適合検査で補聴器が必要と診断されたら、その補聴器屋さんを紹介してもらえます。
100%確実とは言えませんし、補聴器適合検査施設でなくても良いドクターはいます。
しかし、良い補聴器に出会うために確率の高い方法を選ぶなら・・・
やっぱり、まずは近くの補聴器適合検査施設を探すのが良いように思います。
(2016.5.11)